『収納リノベーション』で生活をワンランクUP!
リノベーションすることになったら、まずは、お部屋ごとに壁紙を変えて、床をキレイに張り替えて、最新の水廻り設備にして…など、そういったところから、計画を立てる方も多いかと思います。
リノベーションとは、『機能をより高めるリフォーム』です。
暮らしを新しくする、だけではなく、今の生活スタイルをより向上する住まいづくりの方法として、『収納リノベーション』があるのをご存じですか?
押し入れをクローゼットにする、などの場所の改造だけでなく、デッドスペースをうまく活用するなどしてあなたのお住まいにもまだまだ収納スペースは作る事ができます!
今回は、さまざまな『収納リノベーション』での収納スペースづくりの工夫と、『収納リノベーション』によって、皆さまの生活にどんなメリットがあるのか、をご紹介します
『収納リノベーション』って?
お家を居心地の良い空間に保つために、常に片付いている、ということは、必要な要素になってきます。
そのために、物を収納する場所を工夫し、確保するのが『収納リノベーション』です。
では、『収納リノベーション』することで、どんなメリットがあるのでしょうか?
さまざまな工夫に併せてどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
1.生活感を無くすことができる
キッチンのごみ箱や、掃除機など、家事において頻繁に使用するものは、便利なところに置いておきたいもの。
しかし、目につく置き場所だと、一気に生活感を感じてしまいます。
既存のごみ箱に合わせた扉つきのカップボードを造作して、扉の中にごみ箱を収納したり、
既存の物置スペースの棚の位置をカスタマイズするだけで、
高さのある掃除機なども収納でき、『隠す収納』で、生活感を無くすことができます。
2.お部屋を広く見せられる
子供のおもちゃが床に散らばっていたりすると、空間がふさがってしまい、お部屋が狭く感じます。
子供の物であれば、目線の低い位置に収納スペースを作るなどすれば、子供もお片付けしやすくなり、『出しっぱなし』を防ぎ、くつろぎスペースを確保することができます。
『壁』の存在もまた、お部屋を狭く見せてしまう一つです。
部屋のつなぎ目を壁にせず、背板の無い収納棚を壁替わりにすることで、隙間ができ、解放感が出ます。また、魅せる収納にも活用することができます。
3.空間をスッキリさせることができる
『収納』であれば、既製品でも良いのでは?と思われる方もいらっしゃると思います。
サイズが決まっている既製品では、収納したいものが入りきらなかったり、配置すると他の家具との高さや素材の色などが合わず、部屋の雰囲気のバランスが崩れる可能性もあります。
マンションとはいえ、柱や配管を行きわたらせるために壁にも凹凸がある部分などもあり、
造作であれば、そのような部分にもフィットするものを設置することができ、統一感が生まれ、無駄なスペースもできません。
今現在収納したいものに合わせて収納スペースを設けることができるのも大きなメリットです。
4.時短になる
洗剤やティッシュペーパーなどの生活用品は、毎日使うので、日々欠かさないアイテムです。
常に在庫をキープしておきたいですよね。お米や調味料などの、重いものは、頻繁に買いに行くのも一苦労。
『パントリー』などの、ある程度在庫を置く場所があれば、買い物の頻度も減らすことができ、家事時短になります。
在庫を家族全員が目にすることで、家族の誰かが補充してくれることも。見える収納で買い過ぎを防ぎ、家計も助かりますね!
あらゆる『収納』の方法
『収納リノベーション』をするにあたって、どういった収納の工夫があるのかをご紹介します。ぜひご参考にして、試してみてください。
【ウォークインクロゼット】
マンションに住むとなった時に、あこがれるのが『ウォークインクローゼット』。
中古マンション購入の場合、価格的に人気なのが築20年前後のマンションです。
その頃のマンションは、新築でもウォークインクローゼットが既設され始めた頃であり、まだまだ完全普及とはなっていない時代です。
和室などがメインの間取りでも、和室を洋室にし、押し入れをウォークインクローゼットにすることで、オシャレな収納スペースに変えることができます。
【玄関収納】
靴だけではなく、傘や趣味のアウトドアグッズなどは、外出する直前に持ち出すもの。
また遊んで帰ってきて、片づけるのが一番億劫なものです。
お家の奥を収納場所にせず、帰ってきてそのまま収納できると、家の中も汚れず、とても楽です♪
玄関収納を既製品ではなく、造作の収納クロークを設置することで、かさばる物や背の高い物も収納することができます。
【キッチンの造作棚】
既存のシステムキッチンの吊り戸棚は、収納スペースとしては充実していますが、空間をふさがれ、圧迫感があります。
リノベーションの際に取り払う方も多いでしょう。
その分、収納スペースが減ってしまいますが、キッチン位置と反対の壁側に、アイアンと木製の板を使った造作棚を取り付けることで、カフェのような収納棚が完成します。
頻繁に使わないようなミキサーなどの調理器具や、大きめの鍋などを置くなどして、魅せる収納としても活躍します。
『収納リノベーション』事例①②
工夫された『収納リノベーション』の事例を2つご紹介します。
事例1.『キッチンカウンターの下のデッドスペースを活用!隠し収納に』
中古マンションの場合、ダイニング側ではない壁側にキッチンが設置されていることが多くあります。
家族と対話をしながら、料理をしたい、との事で、リノベーションをきっかけに、ダイニング側に新しいキッチンを移設。
その際に設けたキッチンカウンター。出来上がった料理皿などを受け渡すために、ある程度の奥行きを設けるほど、カウンター下にはデッドスペースができます。
そのスペースこそ、ぜひ活用しましょう!
ダイニングは家族全員が集まる場所。デッドスペースをまるまる扉つきの収納スペースにすることによって、家族が普段よく使うものを収納してはいかがでしょうか?
常備薬や文房具、テレビやエアコンなどの取り扱い説明書、ダイニングテーブルに散らかりがちな郵便物や学校の必要書類なども、収納ボックスなどを活用して、収納場所を決めておくと、
テーブル上に放置されることなく、生活感を無くすことができます。またカウンターの下の収納棚なので、隠し収納になり、スッキリとした空間になるでしょう。
事例2.『癒しの和室 高級なくつろぎ空間の下は、たっぷり収納スペース』
リノベーションで間取り変更などを考える際に、和室を残すかどうか?と悩まれることもあるかと思います。
畳は、ごろっと寝転んでも罪悪感を感じないもの。琉球畳などであつらえると、高級感のあるスペースになります。
一つの部屋ではなく、壁を取り払ってリビングダイニングとつなげることで、くつろぎの空間が広がります。
ただ和室を残すだけではなく、床から30㎝から50㎝高い位置に畳の面を設けることで、空間も立体的になり、その畳下の空間を使って、『引き出し収納』を作ることができます。
急な来客用の座布団などはもちろん、低い場所の収納スペースは、本など重さのあるものも収納することができます。
小さいお子様やご両親、寝転がったり腰掛けたり。その下には実は・・・大容量の収納スペース!くつろぎと機能性を兼ね備えたワザあり収納です。
まとめ
今回は、リノベーションの中でも、『収納』にこだわった参考事例やメリットをご紹介しました。
家族全員がホッとできるマイホーム。すこしでも永く、居心地の良い癒しの空間であり続けたいですよね。
家が常に片付いていることで、家族全員が便利で、快適な暮らしを維持することができる『収納リノベーション』。
新しくなった、好きなコーディネート空間になった、だけでなく生活感を排除して、自慢できるワザありマイホームづくりが叶います!
今回の事例をご参考にぜひ『収納リノベーション』を取り入れてみてくださいね!