対面キッチンの種類7選！あなたにピッタリのものを選ぶときの注意点

オープンキッチンやアイランドキッチンなど、実はキッチンにはたくさんの種類があります。
それぞれの特徴、メリットやデメリットを踏まえた注意点などを事前に調べておけば理想のキッチン作りが叶いますよ。

そこで今回は
「料理が好きだから、キッチンにはこだわりたい！でも、キッチンにはいろんな種類があるらしい。どんなことに注意して選べばいいのだろう？」
と、お悩みのあなたにむけて、キッチンの種類を紹介するとともに、キッチンを選ぶ際に注意したいポイントを紹介していきます。

対面キッチンとは

対面キッチンの種類を見る前に、「対面キッチンとはどういったものなのか？」を解説しますね。
対面キッチンとは、キッチンがリビングやダイニングに向かって設置されているので、家事をしながらリビングやダイニングにいる家族とコミュニケーションがとれます。

リビングにいる家族の様子も簡単にチェックすることができますので、小さなお子さんがいる家庭でも大変便利です。
冒頭でも少しお話したように「対面キッチン」には

✓オープンキッチン
✓アイランドキッチン
✓カウンターキッチン

などなど、たくさんの種類があるのです。

これらのこまかな特徴を次の項目で解説していきますね。
ちなみに対面キッチンと対するものには、壁付けタイプがあり、壁に向かってキッチンが設置されています。
リビングやダイニングには背を向けてしまうので「孤立してしまいがち」なデメリットはありますが、「料理に集中できる」「スペースを有効活用できる」などのメリットもありますよ。

対面キッチンの種類

ここでは、対面キッチンの種類を紹介していきます。
対面キッチンには

✓アイランド
✓ペニンシュラ
✓カウンター
✓I型
✓L型
✓セパレート型
✓オープン

の7種類があります。

対面キッチン（オープンキッチン）のメリットである

・開放感がある
・スタイリッシュ
・配膳がしやすい
・大人数でも料理がしやすい

や、対面キッチン（オープンキッチン）のデメリットである

・においや煙が広がりやすい
・キッチンが丸見え
・水はね/油はねが気になる
・収納が少ない

なども参考にして、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

対面キッチン（オープンキッチン）のメリット・デメリットやその対策についての詳しい記事はこちらからどうぞ↓

アイランド

アイランドとは、英語で島のことをいいますよね。
そのため、アイランドキッチンとはキッチンが島のように独立しているタイプの物をさします。
キッチンの周りをぐるりと回遊することができるので、設計時にはキッチンにある程度のスペースを確保しなくてはなりません。
360度どこからでもキッチンへアクセスすることができるので、大人数でのパーティのときなどにも便利です。

ペニンシュラ

ペニンシュラとは英語で「半島」のこと。
アイランドキッチンとは異なり、片方の側面が壁にくっついています。
アイランドキッチンと同じような開放感はありながらも、アイランドキッチンよりはスペースを節約することができますよ。
またコンロ側を壁につければ、匂いや煙の軽減にもつながりますね。

カウンター

カウンターキッチンとは、キッチンから一段高い腰壁をつくり、そこに配膳がしやすいようにカウンターを設置してあるキッチンです。
コミュニケーションが取れるという対面キッチンのメリットを残しながらも、手元を隠したり、配膳スペースを増やすことができますよ。
カウンターを広めにとれば、ダイニングテーブル代わりにもなりますね。

I型

I型というのは、コンロ・水道・調理台などの設備が横並びに設置されているタイプのことです。
一般的なマンションや建売りの戸建てなどではこのタイプが採用されていることが多いですよね。
さきほど紹介した「アイランドキッチン」や「ペニンシュラキッチン」もI型タイプのキッチンが多くみられます。

L型

I型に対して、コンロ・水道・調理台などの設備がL型に設置されているタイプもあります。
間取りによっては、L型の方がスペースを有効利用できることもありますので、検討してみてくださいね。

L型であれば、

・洗い物は家族の様子が見られるようにオープンに。
・煙や匂いが気になるから、コンロは壁側に。

という配置も叶います。

間取り的にスペースがたくさん確保できる場合には、さらに作業スペースをコの字になるように増やした「コの字型タイプ」にすることもできますよ。
よく海外の広いおうちとかで見かけるものですね。
作業スペースが広く用意できるので、大人数での作業でもバッチリ対応してくれます。

セパレート型

セパレート型とはその名の通り、コンロ・水道・作業台などのキッチン設備が対面・背面の壁付け2つのパートに分かれる（セパレート）ことをいいます。
ダイニングやリビングと対面できる側に水道や作業台を。コンロやプラスアルファの作業台などを背面の壁側にもってくることが多いです。
対面キッチンにありがちな「油はね」のデメリットが気になる方は、このような配置もおすすめです。

オープン

オープンキッチンというのは、これまで紹介してきた

✓アイランド
✓ペニンシュラ
✓カウンター
✓I型
✓L型
✓セパレート型

などのように、キッチン設備の配置などにはこだわらず、キッチンが一切壁に囲われていない状態のものをさします。
キッチンが丸見えになるので、かなりの開放感がありますよ。
作業台をいろいろな角度から囲むことができるので、大人数でのパーティーなどでも広々と楽しく作業ができちゃいます。

対面キッチンを採用する時の注意点

ここでは、これまで紹介してきた

✓アイランド
✓ペニンシュラ
✓カウンター
✓I型
✓L型
✓セパレート型
✓オープン

などの対面キッチンを採用する際に、気をつけたい注意点を紹介していきますね。
そのスタイリッシュさに魅了されて安易に採用すると、あとから後悔してしまうかもしれません。

・キッチンへのアクセス
・煙や匂い
・キッチン丸見え問題
・収納問題
・水回り問題

について解説していきますので、しっかりとチェックしておいてくださいね。

キッチンへのアクセス

リビングに面したいのか？
ダイニングに面したいのか？
ダイニングテーブルは設置するのか？
カウンターを食卓にするのか？
キッチンを回遊できるようにするのか？

などなど、あなたのライフスタイルに合わせて、考えてみてくださいね。
この時に、さきほど紹介した

✓アイランド
✓ペニンシュラ
✓カウンター
✓I型
✓L型
✓セパレート型
✓オープン

などの選択肢を知っていると、より豊富な間取りを考えることができますよ。

煙や匂い対策

対面キッチン（特にオープンキッチン）では、ガスコンロ周りにも壁を設けずに開放感を感じられるのがポイントです。
ですが、それゆえに煙や料理中の匂いがリビングや家中に充満してしまうことも考えられます。

その場合には、設計の際にガスコンロだけ少し奥まった場所にしたり、セパレート型を採用するなど、ガスコンロの位置に配慮するといいでしょう。
どうしても場所が確保できない場合や、解放感が欲しい場合にはガスコンロの前にガラスの壁を設置することもできますよ。
実際にキッチンを使用することを想像して、設計の段階からリフォーム会社などに相談するといいでしょう。

キッチン丸見え対策

対面キッチン（特にオープンキッチン）はリビングやダイニングの方を向いているため、キッチンが丸見えです。
どんなにキッチンがスタイリッシュで素敵でも、後ろの収納が散らかっていたり、テイストが合っていないものが置いてあったりすると、残念ですよね。

そのため、対面キッチンを採用する際には背面収納にも気を配るといいでしょう。
キッチンと同じ質感のものを創作してもらっても良いですし、お気に入りの食器棚を置いたり、敢えて見せる収納で勝負にでるのも良いですね。

また、腰壁のないタイプのキッチンでは、料理中の作業台も丸見えです。
常にスッキリと片付けられる場合には良いのですが、よくつかう調味料などは出しておきたいこともありますよね。

そういった時には、腰壁を少し高めに設置してもらい、手元だけを隠すようにしてもらうといいでしょう。
壁ができるため大人数での作業は、しにくくなりますがホームパーティがそれほど多くない場合には、日常の使い勝手を優先してもいいのではないでしょうか。

収納対策

開放感を求めるキッチンの場合には、吊り戸棚も設置しないことが多いです。
スッキリとした開放感が味わえますが、その分収納が減ってしまいます。

先ほどの丸見え対策の時にも紹介したように、収納面でも背面収納を充実させるといいでしょう。

また、キッチン背面を見えにくくするために、敢えて吊り戸収納をつけるという方法もありますよ。
吊り戸棚にも少し小さめのサイズも用意されていることがあるので、そういったものを検討してみても良いかもしれません。
サイズが小さいのでキッチンから手を伸ばしてのアクセスはしにくくなりますが、よくありがちな吊り戸棚よりは開放感が味わえます。

水回り対策

キッチンが丸見えになってしまう場合には、水回りの管理も必要です。
水はねが気になるのはもちろんですが、洗い物が溜っているのが見えると、それだけでストレスになってしまうかもしれません。
頻繁に洗い物ができる場合にはいいですが、家族が多いとどうしてもまとめて洗いたくなりますよね。

そういった場合には、水道の前にもガラス製のついたてを設置してもらうことができますよ。
オープンな雰囲気は残したまま、水回りをスマートに隠せます。こういったついたては市販されてるものもありますので、後から設置することも可能です。
また、洗剤を素敵なボトルに入れ替えたり、スポンジの色味を抑えるなどに配慮すれば、多少見えてしまっても気にならなくなるので、おすすめです。

【まとめ】対面キッチンの種類と注意点

以上対面キッチンの種類と採用する際の注意点をご紹介しました。

対面キッチンには

✓アイランド
✓ペニンシュラ
✓カウンター
✓I型
✓L型
✓セパレート型
✓オープン

など7種類がありました。それぞれ間取りやスペース、使い勝手に合わせて考慮してみてください。
また、対面キッチンを採用する際には、

・キッチンへのアクセス
・煙や匂い
・キッチン丸見え問題
・収納問題
・水回り問題

などを考慮して、対面キッチンの魅力を十分に楽しめるようにしてください。
解放的な雰囲気を楽しみながらも、手元を隠したい場合には、腰壁を高くしたり、カウンターを設置してもらうのがおすすめですよ。
モデルルームなどでキッチンをみると、おしゃれでスタイリッシュなものに惹かれてしまいますよね。ついつい日常の生活を忘れてしまいがちです。
ぜひ今回紹介した注意点を参考に、実際に使用しているところをイメージして、あなたにピッタリのキッチンを探してみてください。